縁 起

 高成寺は足利尊氏が暦応二年(一三三九)に若狭小浜に建立した安国寺であり、元僧竺仙梵僊の法嗣大年法延を迎えて開山とした臨済宗の名刹である。 本像は、高成寺観音堂の本尊として安置される等身の十一面千手観音立像である。この観音は『若狭郡県志』に、若狭姫神社の傍にあったことが判明し、『延喜式』記載の若狭姫神社(遠敷明神)本地仏千手観音との関連も推しはかられる。

 

本像は像高一八一.cm、彫眼とし、胸や腰に十分な厚みをもたせ、下腹を張り出すことや、天衣や裳には彫りの深い幅広の波と小波を交互に刻み、衣端に旋転文が見られる。構造は、やや右に曲った木芯を含む桧の縦材から全身を彫り出し、内刳りを全く施さないなど極めて古風な造りである。このような構造や、下半身が寸詰まりに見え裳裾地付部分の左右への張り出しも大きいなどから、平安時代初期の九世紀後半頃の製作と推定される。

小浜西組重要伝統的建造物群保存地区

 高成寺の門前に展開する小浜西組重要伝統的建造物群保存地区は、江戸時代の小浜城下の西組にあたり、地区内を丹後街道が貫通し、街道沿いには商家町、山麓には社寺が密集し、西端には茶屋町が形成されており、全域で近世城下町の歴史的風致をよく伝えている。

十一面千手観音像

アクセス

住所:〒917-0041 福井県小浜市青井1-11-1

電話:0770-52-1409

交通:JR小浜線小浜駅からタクシー8分/国道27号線後瀬山交差点より車で3

観光:小浜西組重要伝統建造物群、「国宝めぐり」、蘇洞門巡り

専用駐車場:自家用車5台・海岸線に大型バス可

宿泊設備:ホテルアーバンポート花椿

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