縁 起

 養老元年(七一七)泰澄大師の開基と伝えられ、本尊の正観世音菩薩像も大師の御作とされます。寺伝によれば、この地に来られた大師が、山に土地の人びとを悩ませている魔神が居るのを知り、その魔行を破るため三七(さんしち)日(二十一日間)祈念されたところ、悪魔が失せて、楠の大木が光明を放ったので、大師は歓喜してこの霊木を一刀三礼して彫刻し、御丈二メートルの正観世音菩薩像を作られました。すると開眼供養の時、光明が四方に輝きわたったので、この山を朝日山、里を朝日村と呼ぶようになりました。

 なお当寺には、同じく泰澄大師御作と伝わる一・七メートルの千手観音立像(鎌倉時代)も安置され、幸若八郎九郎直良が寄進した梵鐘も有名です。

 なお、本尊正観世音菩薩像は秘仏ですが、次の年三回の縁日には、御開扉されます。(千手観音菩薩像は常時拝観可)

 

・正月一日    初参り

・四月十八日         春季縁日

・八月十日    千日詣

鱈売地蔵尊

 「鱈売地蔵尊」と呼ばれるのは、昔、越前海岸の魚売りは夜中に起きて鯖江方面へ魚を売りに来たが、途中このあたりで夜が明けたそうで、あるとき一人の魚売りが早く来すぎて疲れのため地蔵堂の横で眠ったところ、夢に地蔵菩薩が現れて「あまり疲れた様子なので、代りに売って来ましたよ」といわれ、目がさめてみると魚のかわりにお金があったということです。

正観世音菩薩像

アクセス

住所:〒916-0146 福井県丹生郡越前町朝日7-61

電話 / FAX0778-34-0621

交通:JR北陸本線福井駅、武生駅から福井鉄道神明駅下車バス織田行き朝日下車徒歩5分/福井駅から京福バス西田中下車徒歩15

観光:隣接する福井総合植物園プラントピアのほか、越前陶芸村や越前海岸など

専用駐車場:大型車5台 普通車10

近隣駐車可能収容台数:道の駅 距離100m 大型車10台 普通車20

宿泊設備:越前町内 旅館

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