縁 起

 養老三年(七一九)僧行基がこの地を訪れて千手観音像を彫り、多田岳の西麓の岩屋に安置されました。その後、延暦十六年(七九七)に北陸巡行の途中の弘法大師空海がこの像を発見され、諸堂を建立して安置されたと伝えられています。

 鎌倉建築の様式を残す寄棟造り檜皮葺きの本堂は県内最古の木造建築物の一つで、重要文化財に指定されており、庫裏や鐘楼・地蔵堂などが、丘の上の緑の木立の中に静かなたたずまいを見せております。

 千手観世音菩薩は檜材の一木彫成像。千の慈顔、千の慈手を備えた霊験あらたかな御仏で、国の重要文化財に指定されています。

 

 ご本尊のほかにも、平安後期の木造聖観音菩薩立像や木造地蔵菩薩坐像(県文化財)や、四天王・不動明王坐像などが伝えられています。 

若狭の古刹

 小浜市郊外の遠敷(おにゅう)の里には、古い社寺や由緒ある仏像も数多く伝えられています。当寺もその一つで、鎌倉時代の建築とみられる本堂(重文)はじめ多数の寺宝を蔵し、小浜駅前発の国宝めぐり定期観光バスのコースに入っています。

 

 本尊の千手観世音菩薩立像(重文)は平安時代中期の作。地蔵菩薩(県重文)や聖観音菩薩(同)なども含めて当寺の古い歴史を物語っています。

千手観世音菩薩立像(重文)

アクセス

住所:〒917-0028 福井県小浜市野代28-13

電話:0770-56-0133

FAX0770-56-0433

交通:小浜駅からタクシー10

観光:遠敷国宝めぐり、小浜市街、蘇洞門、三方五湖など

専用駐車場:大型車10台 普通車100

宿泊設備:小浜市内旅館持力により、あきらかにお蔭を受けることが出来ます。

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